コロナ禍の地元の声~物流~

神奈川1区(中区・磯子区・金沢区)

社会インフラを支えてくださっている皆さまのところへ。今回は物流関係です。
運送業の経営者の方から、業界の現状や課題を伺いました。(写真なし)

 

コロナ前と比べ仕事も稼働台数も大きく減っている。
大半の運送業は体力がないので、売上が50%もダウンすれば廃業しか選択肢がない。

 

協会は工賃ベアアップを訴えているものの、中にはダンピングで仕事を横からとっていく業者もあり、同業他社間競争が熾烈化する現状。
このままでは中小は耐えられないのではないか。年末に向け、業界の淘汰が心配される、とのことです。

 

また、豚肉などの食肉輸入については、倉庫在庫がまだある今のうちは運送業も動いており、顧客に物を届けられている。
けれども、コロナ禍で海外の生産量も減ってきており、輸入が減って倉庫在庫がなくなれば、来年あたりから物流は完全に止まってしまう。
そうなると運送業は仕事がなくなり、人も雇えず、失業者が増えてしまう、とのことでした。

 

また、たとえその後に輸入が元に戻ったとしても、その時には、物を届ける車や人がいないという事態すら考えられます。
こうした状況は、東京の埠頭でも同様とのことです。

 

また、埠頭駐車スペースは各社が平等に使用できるようにすべきだろう、といった認可車庫問題の改善を求める具体的なお話もありました。

 

物流も大変心配な状況ですので、引き続き現場の声を頂きながら、きめ細かく対応していきたいと思います。