【区内2校】基準を上回る放射線量を検出

神奈川1区(中区・磯子区・金沢区)

マイクロスポットとなる可能性のある箇所の放射線量測定状況の結果、17日に釜利谷西小学校、18日に能見台南小学校の2カ所で、市の再測定基準の毎時0.59マイクロシーベルトを超える放射線量が検出されました。私としては、再三指摘してきたことであり、大変残念です。

●能見台南小学校=0.69マイクロシーベルト

●釜利谷西小学校=0.86マイクロシーベルト

今回の検査によって、金沢区内の市立小学校については、全校の測定が終わりましたので、以下、該当の学校に通われている保護者の皆さんは、以下からご自身の学校の値をご覧ください。

●測定内容 ー地表から1cm、50cmの位置でそれぞれ測定
http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/microspot/

検出された側溝等の堆積物は、その周囲の0.5以下であっても心配されるカ所も含めて、 方面別の指導主事が手袋、長袖、マスク着用で、で清掃し、当該堆積物については、学校内の機械室に入れて、鍵をかけて校内に保管しています。子供達の手には届きません。

なお、今回の検査は、512校を対象に港北、鶴見、硬軟、緑、保土ヶ谷、南、旭、金沢の8区から検出されています。これは地域的にかたよっているわけでなく、雨樋の下も屋上の排水溝も水が流れるところで、そこに雨水が通っていく場所で、こういう数値が検出されています。

私としては5月からこのような問題も含め、 学校給食の一食単位の測定も含め指摘を再三再四にわたって要望し、7月には公式に市長に対する申し入れをしてまいりました。早く対応をきちんとしていれば、こういう事態にはならなかったわけです。

予測されていたことを放置して、今になって議会も含め、てんやわんやでは、済む話ではありません。危険にさらされるのは、市民の皆さんです。その点を深く反省し、今後については、ぜひスピード感をもって対応にあたるよう、引き続き追求してまいります。

※なお、今回の測定器は「TCS−172B」(日立アロカメディカル社製)のNaI(TI)シンチレーション検出器です。測定線種  γ(ガンマ)線のみであり、線量率計測範囲は0.01μSv/h〜30μSv/hです。