実証実験では、夏場の電力使用ピーク時において、省エネや節電の促進が求められる一方で、生活者の質の維持向上や、地域経済とコミュニティの活性化の重要性に注目し、これらの両立を目指すモデルを構築し、その実現性の検証を行います。

 

実証実験の具体的内容は下記のとおりとなります。

お得なクーポン×地域イベントで、夏の節電は実現できるのか？

自宅から外出して商業施設やコミュニティスペースを利用するクールシェアリングにより、ピークカットやピークシフト効果による節電の促進を促します。外出のインセンティブとして、同地区のスーパーマーケットで該当時間に利用可能なクーポンを配布するほか、隣接する集会場にて地域イベントを実施します。

期間：8月26日～30日、9月2日～6日（夏の電力使用がピークを迎える時間帯）

対象：横浜市金沢区並木地区の約100世帯

場所：同地区のスーパーマーケット「そうてつローゼン並木店」、隣接する集会場

内容：該当時間帯に利用可能なクーポンを配布、地域イベントを実施

【実証実験のイメージ図】

実験期間終了後は、「節電効果」、「地域経済効果」、「地域コミュニティ参加促進効果」を総合的に分析し、モデル実現に向けた課題を抽出し今後の展開を検討されるとのことです。

参加企業とその役割は下記のとおりとなります。横浜市立大学はモデルの検討および結果の検証を行います。

・日揮株式会社（本社：神奈川県横浜市）→実証推進および全体の運用

・日揮情報システム株式会社（本社：神奈川県横浜市）→実証推進および全体の運用

・相鉄ホールディングス株式会社（本社：神奈川県横浜市）→自社沿線価値向上に向けた検証と検討

・相鉄ローゼン株式会社（本社：神奈川県横浜市）→実証現場の提供と、実用化に向けた検証と検討

・凸版印刷株式会社（本社：東京都千代田区）→実証推進支援および結果の検証

・株式会社アサツーディ・ケイ（本社：東京都中央区）→結果の検証および実証推進支援