野口英世アフリカ賞 受賞者歓迎式典
昨日は、第2回野口英世アフリカ賞受賞者歓迎式典(長浜ホール:金沢区長浜114-4/京急「能見台」駅徒歩15分)にお招きいただきました。
この【野口英世アフリカ賞】 とは、アフリカの医学研究分野又は医療活動分野において顕著な功績を遂げた者に授与される政府賞で、アフリカ開発会議の開催に合わせて授賞式が行われるものです。
今回の受賞者は、ピーター・ピオット博士とアレックス・G・コウティーノ博士。
ピオット博士は、1949年ベルギー生まれ。現在は英ロンドン大学・衛生・熱帯医学大学院学長として、活動の拠点をアフリカに置き、近年のアフリカにおいて最も致死率の高い二つの感染症であるHIV/エイズとエボラ出血熱をはじめとして、クラミジア、結核及び淋病を含む、アフリカ大陸の多くの地域に存在する疾病についての中心的な研究を行っている方です。
コウティーノ博士は、1959年ウガンダ生まれ。現在はマケレレ大学感染症研究所所長として、現在全世界に3千4百万人いると推定されるHIV感染者の7割が住むアフリカにおいて感染者が治療を受ける機会を増やす先駆的な活動を行い、HIV感染者支援団体であるTASOと共に現場で活動し、予防、治療・ケアの仕組みを構築し、アフリカで広く適用できるモデルとして普及させることで、打ちひしがれた患者、患者家族及びコミュニティーに大きな力を与えている方です。
そのお二人が本日見学した、長浜野口記念公園内の旧細菌検査室。
先日の記事で紹介いたしましたとおり、野口英世博士にゆかりのある研究施設としては、日本に現存する唯一の施設です。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
なお、野口英世博士については
http://www.cao.go.jp/noguchisho/about/lifetime.html
をご覧ください。
また、お二人の講演会が6月4日、東京の国連大学で行われます。アフリカにおける感染症と戦い続ける、両博士から直接話を聞くことができる貴重な機会ですので、ぜひご参加下さい。
http://www.cao.go.jp/noguchisho/info/memoriallecture2.html
こちらは歓迎する横浜の子供たちです!
Let’s Go Yokohama!
篠原 豪