市民意見は反対が最多!新市庁舎問題

横浜市政

【2月27日 本会議に登壇し、林市長に直接質問しました】


2月26日より、平成25年度予算案を審議する議会が始まりました。1年に一度だけの大切な議会であり、会派を代表し27日の本会議に登壇しました。


具体的には、林文子市長に対し【1】長期財政見通し【2】公会計制度改革【3】金沢区内の史跡を含めた「武家の古都鎌倉」世界遺産登録への取り組み【4】横浜でのIPCC(気候変動に関する政府間パネル)総会の日本初開催【5】新市庁舎整備問題について、多元的な観点から質問し提言しました。


市民意見は反対が最多
とりわけ市民の皆さんに対する情報の出し方、決め方に強引さがあるのではと思うのが、【5】の140m31階建、総事業費1400億円の新市庁舎整備問題です。


先月実施された市民への「意見募集」の結果は、意見提出者294名のうち反対が最も多く95名で32%。次いで北仲通南地区案に賛成が81人、港町(現庁舎)地区案が35人の順でした。


横浜市は結果を軽視!

しかし横浜市は、「北仲通南地区での整備案が最適な案であり、この場所を整備予定地と位置づけ、検討を進めます」としました。最も多かった明確な「反対」の声はどこに消えてしまったのでしょうか…。

意見募集結果の資料には、「市民意見反映の基本的な考え方」として「基本構想案に反映しない意見」に「新市庁舎整備に反対・否定的な意見」をわざわざ設定。「行政・市会の双方において、新市庁舎を整備するという前提は変わっておらず」、ここからが肝ですが、「整備を根本から見直すような意見を反映することはできない」としています。


市民感覚からずれてはならない
私たちみんなの党横浜市会議員団は、新市庁舎特別委員会の場でも、常任委員会の場でも、孤軍奮闘しながら「今のやり方はおかしい!」と、この1年大きく声を上げてきました。

こうした独断専行をまかり通す市と、これを許す議会は、市民感覚とズレているのではないでしょうか?

今議会では、福祉パス有料化問題など、将来世代や弱者にツケを回す流れも見られます。無責任な「ビジョンなきばらまき市政」が押し進められようとしているなら、時に厳しいといわれても、市民感覚を大切に、食い止めたいと考えています。区最年少議員として頑張ってまいりますので、引き続きご注目ください!

【左上の北仲通南地区が、市が強引に推し進めようとする新市庁舎移転先候補地】


Let’s Go Yokohama!

篠原豪