『大横須賀と金沢 』【金沢文庫】企画展のお知らせ
こんにちは、しのはら豪です。
今日は皆さまご承知のように、日本の近代の夜明けとなった横浜の開港記念日です。各地でいろいろなイベントが開催されました。
さて、開港と近代ということを考えるにあたって、金沢区でも【金沢文庫】にて、6月9日(木)〜7月31日(日)までの日程で、企画展『大横須賀と金沢 』が開催されますので、ぜひ告知をさせてください。
江戸時代には金沢藩という枠組みだったこの地域ですが、近代には国際貿易港としての横浜、軍港としての横須賀の中間的な地域としての独自の文化圏を築いてきました。
昭和時代になってからは戦前の合併政策によって、行政区域としては横浜市へと組み込まれましたが、軍事・経済的に見れば、海軍の管轄区域でありました。つまり、独特の歴史をもつ地域が、この金沢だと言えます。
そこで、今回は軍港であった横須賀という観点から歴史資料を追うことで、金沢の近代の歴史の再検討を行っていきます。
【展示・構成】
1.幕末の海防と金沢藩
2.近代都市横須賀の発展と金沢の近代化
3.東京湾要塞と海軍航空技術廠
4.飛行機の街 金沢
【主要展示品】
・「嘉永七年米倉丹後守領分武州久良岐郡寺前村乙艫浜固場絵図面」(江戸時代)-横浜市歴史博物館所蔵
・「横須賀港一覧絵図」(明治時代)
・「大横須賀建設準備委員会資料綴」(昭和時代)-神奈川県立公文書館所蔵
・浦上靖介商店ハウスカレーちらし (昭和時代 加藤和宏氏所蔵
・東京二幸福神漬缶詰ラベル 昭和時代 加藤和宏氏所蔵
・第一海軍技術廠支廠第一次地下工場設計位置図 昭和時代 防衛研究所所蔵
・東京湾要塞地帯内電気鉄道敷設に関する件 昭和時代 防衛研究所所蔵
・九四式水偵日飛第一号機竣工記念写真 昭和時代 山崎成位氏寄贈資料
・十二試初歩練習機組立三面図 大井寿郎氏資料の内 昭和時代 日本飛行機株式会社所蔵ほか
【開館時間】午前9時〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
【休 館 日】毎週月曜日(ただし7月18日は開館)、7月19日(火)