南本牧埠頭を巡る攻防
横浜市は中区の南本牧埠頭の埋め立てに放射性廃棄物を含む焼却灰を埋め立て土として使用する事を住民、議会に相談、説明もなく9月9日に記者発表しました。
その埋め立て土とは下水処理と焼却により凝縮された高濃度の焼却灰(最高で6,468ベクレル/kg)とのこと。密閉のコーティングもせず埋め立て土に使用すれば、海に流れ出すことは容易に想像つきます。
15日から予定されていた、放射性下水汚泥焼却灰の南本牧最終処分場への埋め立て処分は、市民の皆様からの強い要望により、 埋立てそのものは事実上「凍結」となりました。なお、「 関係する皆様への十分なご説明を行うまでの間」との条件付きですので、市会内で引き続き議論を続けていきます。
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南本牧埠頭については、今月初旬に見学にいってきました。
・埋立面積→210,000m2
・埋立計画量→約4,270,000m3
・埋立期間→H5.11~H29(予定)
海底のシールドマシーン
一緒に見学にいった串田団長、横山議員と
汚染焼却灰の処理をどこかで行わなければいけないのは日本にとって免れざる事実。否定だけでなく、策を考えなければならないのは承知してます。しかし日本にとって低線量被曝は過去に事例が殆どなく、正確な安全の定義が存在しておらず、答えがない戦いを強いられているのです。だからこそ個々のリスクを最小限に抑えなければなりません。
Let’s Go Yokohama!