【放射能問題】汚染飼料を食べた肉牛の市内流通状況

横浜市政

こんばんは。しのはら豪です。

福島県浅川町の肉用牛農家の放射性セシウムを含んだ飼料を食べた肉牛の問題で、市民の皆さまよりご心配の声をいただいています。

これまでも情報不足が皆さまの心配をより深めている状況ですので、本日の市側の発表を以下、お伝えいたします。

(※以下、7月15日記者発表より転載)

————(第1報)————

放射性物質が検出された稲わらを給餌した肉牛の流通状況について

1 概要

7月14日19時30分、厚生労働省から、福島県の調査で福島県浅川町の肉用牛農家において、暫定許容値を超える放射性セシウム(450~97000Bq/kg)が含まれている稲わらを肉牛に食べさせていたことが判明し、併せてこの農家から4月8日から7月6日までに延べ12回42頭が出荷されていることが明らかになりました。

そのうち、横浜市食肉市場で4月8日と4月20日の2回14頭がと畜されていたことが確認されたため、流通状況の確認について依頼がありました。

2 本市の対応

(1)食肉市場における検査

本市では、この依頼に基づき、当該農家から出荷され横浜市食肉市場にて4月8日に、と畜した7頭と4月20日に、と畜した7頭の計14頭について、流通状況の確認を行っています。

横浜市食肉市場からの一次販売先は、4自治体(横浜市鶴見区、都筑区、瀬谷区、東京都品川区、川崎市、小田原市)の8業者(別紙のとおり)で、二次販売先について現在調査中です。

そのうちB社が305kg仕入れた牛肉のうち、7.2kgが川崎市内の倉庫に保管されていることが確認され、川崎市に検査依頼をしました。

また、F社が481kg仕入れた牛肉のうち、227.2kgが都筑区内の食肉処理業に保管されていることが確認され、現在本市で検査中です。

今後も、他社を含め残品を確認し検査を行います。また、福島県以外の隣接する県から出荷される牛についても検査していきます。

(2)学校給食における使用状況

今回の高濃度の放射性セシウムが検出された稲わらを給餌されたと思われる牛42頭について、個体識別番号を確認したところ、学校給食の牛肉には使用されていません。

(3)市立保育所における使用状況

本年4月から7月まで市立保育所で牛肉を使用したメニューはありませんでした。

3 福島県の対応

福島県は当該農家に対し、当面、肉牛の出荷及び移動の自粛を要請するとともに当該稲わらの給与の禁止を指導しています。また、県内肉用牛農家に対する緊急立入調査が完了する7月18日頃までを目途に、生産者及び生産者団体に対し肉用牛及び肉用に供する予定の牛の出荷と移動の自粛を要請しています。

●福島県浅川町からの牛肉の流通調査状況(15時現在)

●食品中の放射線物質の検査結果について(厚生労働省記者発表より)


————(第2報)———

●検査結果について

横浜市中央卸売市場 食肉市場から都筑区に流通していることが判明し、本市衛生研究所で放射性物質の検査を実施したところ、食品衛生法上 の暫定的規制値以下でした。

1:検査結果 検出限界:1.1~1.4Bq/kg
2:今後の対応 横浜市中央卸売市場 食肉市場に入荷された14頭について、現在、流通先を確認しています。 今後、残品が確認され次第、放射性物質の検査を実施していく予定です。

————(第3報)———

●放射性物質の検査結果について

横浜市中央卸売市場食肉市場から川崎市に流通していることが判明しました。川崎市にて放射性物質の検査を実施したところ、食品衛生法上の暫定的規制値以下で した。

1:検査結果検出限界: 8.5 Bq/kg