市政報告 ハコモノで「おもてなし」に待った!

横浜市政

現在、9月3日から10月21日まで49日間の予定で、横浜市議会の第三回定例会が開催されています。

今議会では、皆さんの生活に直結する重要案件が目白押しです。まず、我々がこれまで一貫して見直しを訴えてきた「新市庁舎」の新築移転問題や、市民の皆さんも強く要望している「中学校給食」の早期実現に向けた議論。そして12月頃の策定を目指している、市の今後の基本政策を決めるための「横浜市中期4か年計画 2014〜2017(素案)」について議論中です。


市民よりオリンピック?

これらの問題についてこの夏の間、市民の多くの皆さんからさまざまな機会を通じご指導をいただく機会がありました。

中期計画(新市庁舎問題もその一つ)で定められようとしている、【1】横浜駅周辺(西口駅ビル・東口駅前開発等)、【2】関内関外周辺地区(新市庁舎・現庁舎街区再整備・文化体育館の再整備等)、【3】東神奈川臨海部周辺地区(駅周辺の再開発等)、【4】みなとみらい21地区(大規模街区開発推進・新たな国際会議・展示場の施設整備等、新港9号岸壁整備)【5】山下ふ頭周辺地区(大規模集客施設の導入)などは、オリンピックのために検討されてきた訳ではありません。しかし、大型のハコモノ事業計画が、いつのまにか林文子市長の「おもてなし」のかけ声でオリンピックに合わせて前倒しされ、一気に進められつつあります。

この現状には不安の声が上がっています。教育や福祉施策を重点的に行うなら、まだ理解ができるという声も聞かれます。

市の財政に余裕のない現状にもかかわらず、採算性を度外視し、将来世代に過度な借金の負担をつけ回してまで、このような事業計画を定めて本当に良いのでしょうか? 私はそう思いません。これまで同様市民の当たり前の肌感覚を持ち、声を上げてまいります。


Let’s Go Yokohama!

篠原 豪