景観シンポジウム

横浜市政

今日は、市議会で議会運営委員会に委員として出席。次回議会の日程を委員会で決めた後、会派政策チームの仕事を大岩議員と。

現在は開講記念館で、「美しい景観が住みやすい街をつくる」シンポジウムに出席中。このシンポは、我々みんなの会派が議会紹介者となった請願と関連するものでもあります。


景観問題は、過去の歴史、未来へ何を守るのか、「美しい景観が住みやすい街をつくる」と建築家、山本理顕さんのお話。「短期的に私的な利潤だけを追求するのか、それとも50年後、100年後までを考えていくのか。この当事者は誰か? 未来の横浜を誰がどうつくるのか? ということが問われていると思います。世界に対してどう横浜を見せていくのかという意識が本来は必要で、行政・市民の思想が問われているのだろう。都市デザイン、街づくりへの市民参加である、デルタデンマークコミッティー、デルタ・アトリエワークショップというものも例に、考えたらいい」、とのことです。

私も、これはまさにその通りで、早田宰先生らからイギリスの街づくりを勉強させていただいた時も、そうだったのだろうと思います。


続いて、「フランスの公共空間整備について」赤堀忍さん。いかに点としての建築を複数結んで、面としての捉え方をしていくか。そのデザインの策定、マスターアーキテクトの必要性、点的な歴史的建造物のリノベーション、そして公共空間整備について。


最後は「景観と法 なぜ法は景観をまもってくれないか?」木村草太先生。「法的に、公と私、この認識。公権力の行使は民主制プロセスで。この価値の決定は政治家が行う。そうなると、横浜市民が選んだ林市長が決めたことに対して、どういう手段が取れるのか?」
「横浜市の景観条例も、文言的には、より良い景観にしましょう、審議会で話し合いましょうという、先鋭的なものではあるが、努力目標になっていていると解釈できる。そうなると、その明確な言葉を民主的決定に結びつけ、法的な制度にする必要がある地方自治法には、市長のリコール、住民の条例発案などの制度も規程されている。市民は、政治参加し、自ら制度を作る責任を追う」、とのことでした。大変勉強になりました。

Let’s go YOKOHAMA!