国連の集団安全保障とは全く異なる自衛隊の中東派遣

国会・国政

自衛隊中東派遣問題 野党合同ヒアリング

 

改めまして明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
年末年始は地元の大変多くの皆さまにお世話になりました。感謝申し上げます。
 

【異なる自衛隊の中東派遣】

さて、地元の活動はもちろんですが、国会活動も始まっています。
9日は自衛隊の中東派遣問題について、国会内で行政府側とのやりとりを行いました。

 

テレビのニュース等でも取り上げていただきましたので、議論の内容についてご報告させていただきます。
参考:「TBSニュース」
http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3875859.htm

 

1991年の湾岸戦争後のペルシャ湾での機雷除去に始まる自衛隊の海外派遣は、国連の集団安全保障に基づく国際的な義務を果たすことをベースにしていました。

 

もちろん、国連の集団安全保障においても、平和憲法は武力行使を禁止していますので、その枠内でいかに国際貢献を行うか大変な議論を重ねてきたわけです。
しかし、政府が去る12月27日に閣議決定した自衛隊の中東派遣は、国連の集団安全保障とは全く異質なものです。

 

【「武力行使」を無縁のように喧伝】

憲法上の問題を回避しようと、安倍政権は有志連合軍とは独自行動をするとか、ペルシャ湾やホルムズ海峡では活動しないとか、直ちに我が国関係船舶の防護の必要がないので「調査研究」で派遣すると言って、まるで「武力行使」とは無縁の世界で活動するかのように宣伝しています。

 

しかしイランの司令官が殺害され、これだけミサイルが飛んでいる状況で、正に戦争前夜の状況ではないかということです。
したがって、そこに自衛隊を派遣するのは、改憲を事前に実践するに等しい行為であり、絶対にすべきではありません。

 

この日、中東派遣に関する野党合同ヒアリングの第1回会合が開かれましたが、以上の観点から今回の自衛隊中東派遣は一度立ち止まり、しっかりとした議論をきちんと行うことが国会の役目と考えています。

 

引き続き安全保障委員会等でも質疑してまいりますので、ご注目いただければ幸いです。

 

愛する地元から国を変える!
まっとうな政治。正々堂々と!
衆議院議員 しのはら豪(立憲民主党、神奈川1区)
Let’s GO!!!!!

 

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