「いっくの会」の創立3周年記念大会(10月23日)
日頃より応援をいただいている神奈川1区の市民の皆さんで作る「いっくの会」の創立3周年記念大会が開催されました。
講師に元文科事務次官の前川喜平さんをお招きしての会でしたが、私も登壇しお話する機会を頂きました。
前川元事務次官から、事務次官時代のご自身の経験から、安倍政権の実態と特性についてお話がありました。
私もその話を受け「政権の私物化」と「人事の私物化」について少しお話をさせていただきました。
森友問題では、財務省の公文書改ざんに加担させられ、自ら命を絶った近畿財務局の赤木俊夫さんの手記が公表されています。
そこには、すべてが当時の佐川理財局長の「指示」だったとして、関係者の実名と共に、一連の経緯が事細かに記録されていました。
また、最近になって全ては佐川氏の指示だったというテープも公開されています。
しかし、その佐川氏は後に国税庁長官に就任するなど、改ざんを命じた側の幹部が軒並み「出世」するなか、赤木氏は自責の念に苦しみ、死を選んだことが明らかになっています。
最期に残したメモには「最後は下部がしっぽを切られる」とありました。
本当にひどい悲しい話です。
第2次安倍政権になって、桜を見る会への招待者が増え続けている事実もあります。
第2次政権で初めて開かれた2013年4月の「桜を見る会」には1万人が駆けつけたわけですが、その後、参加者数は増える一方で、2019年にはなんと1万8200人に増加しています。
したがって、問題の本質は首相による公的行事の「私物化」にあるわけですが、政府は公文書管理の甘さが問題だとし、国会開会直前、桜を見る会の招待者名簿の違法な管理などをめぐり、内閣府の歴代人事課長6人を厳重注意処分としました。
森友問題で、元理財局長の佐川氏ら20人を処分したのと同様、官僚の処分で幕引きを図る姿勢がますます露骨になってきています。
そして、学術会議の問題が起こっています。
とどのつまり、政権に都合の悪い人間を排除したり、事の本質をゆがめたカタチで平気で利用しているのです。それはもはや「人事」ではありません。
このような手法、安倍政権のやりかたを踏襲し、国民を欺してでも自分たちの権力を強化しようとする菅政権は、早期に終わらせる必要があります。そのために全力を尽くさねばなりません。
皆さんと力を合わせて頑張ってまいります。お力添えのほど何卒よろしくお願い申し上げます。
この日、お世話になりました関係者の皆さま、ありがとうございました。大変お疲れさまでした!
愛する地元から国を変える!
まっとうな政治。正々堂々と!
衆議院議員 しのはら豪(立憲民主党、神奈川1区)
Let’s GO!!!!!