金沢文庫駅・金沢八景駅周辺地区バリアフリー基本構想
横浜市では、平成18年のバリアフリー法の施行を受け、基本構想の策定など様々なバリアフリー施策を推進しています。これまで横浜市内12地区を対象に基本構想を策定し、公共交通機関と駅周辺の歩行空間等のバリアフリー化に向けた環境整備を進めています。
金沢区と道路局では、金沢区の生活拠点として行政、文化、福祉、商業などの施設が集積する金沢文庫駅・金沢八景駅周辺地区を対象に、「バリアフリー基本構想」を策定しました。
基本構想が策定されると、地区内の建築物などのバリアフリー化のための事業が施設設置管理者の実施義務となります。
基本構想の策定にあたっては、市民意見募集や市民・学者・事業者から構成される検討委員会設置など行い、市民の皆様の意見が反映される形で行われました。
このたびの基本構想で定められた、バリアフリー化のための主な事業は下記のとおりです。
(1)金沢文庫駅・金沢八景駅
・内方線付点状ブロックの設置
・車いすが通れる改札口の設置 など
(2)国道16号線
・君ヶ崎交差点の横断歩道橋のエレベーター設置の検討
・君ヶ崎交差点から金沢文庫駅前の歩行空間の確保の検討
・視覚障害者誘導用ブロックの改善 など
(3)金沢文庫駅東口行政サービスコーナー、いきいきセンター など
・視覚障害者を誘導する設備の設置
・視覚障害者誘導用ブロックの改善 など
横浜市内で既に実地された、中区・関内駅周辺地区バリアフリー基本構想の実施例を紹介いたします。
【整備前】
【バリアフリー整備後】
歩道の平たん部の確保、透水性舗装の整備により、安全で歩きやすい歩道になりました。また、視覚障害者誘導用ブロックの改善により、横断歩道の位置や横断方向がわかりやすくなりました。
今後、金沢文庫駅・金沢八景駅周辺地区バリアフリー基本構想が具体的に実地に入り、皆さまのご利用がはじまると様々なご意見が集まることと思います。皆様の意見を反映しつつ、区内全体にバリアフリーエリアを広げられる施策を考えてまいります。
Let’s Go Yokohama!
篠原 豪